バデーニの名言(チ。地球の運動について)で好きな言葉
一時期話題になったアニメ、「チ。地球の運動について」での言葉で好きな名言があります。
「大半の人間が読み書き出来ないのはいいことなんだよ。
文字を扱うというのは特殊な技能、言葉を残すというのは重い行為だ。一定の資質と最低限の教養が要求される。
誰もが簡単に文字を使えたら、ゴミのような情報であふれかえってしまう。そんな世の中、目を当てられん」
大半の人が読み書きできないことがいいことではないですが、今のSNSやインターネット上にあふれる嘘情報やデマの拡散を見ていると、この言葉の重みが感じられます。
ウソを付くつもりがなくても、勘違いや思い込みで話して拡散されることもよくあります。
また感情の乗った言葉は響きやすく、誰かの心に刺さりやすいです。
時にはそれが事実であるかどうかよりも重要視されます。
手書きや印刷でしか増やせなかった情報も、今やインターネットによって世界中に一瞬で届けられ、リポストやコピペなどで量産も簡単。
論文や実験を考慮した医者の発言よりも、よくわからないSNSインフルエンサーの自己流の健康法が広まる時代。
さらにAIのハルシネーションも加わり、今後は情報を見極め、取捨選択することが重要な世の中になりそうです。
バデーニさんが今の時代を見たら、発狂するかもしれません。