ガミースマイル
2025/11/01
ガミースマイルとは、笑った時に歯ぐき(歯茎)が大きく見えてしまう笑顔のことをいいます。自分では気にしていなくても、写真を見て「なんだか笑顔が気になる…」と思った経験がある方も多いはず。「ガミースマイル 改善」「ガミースマイル 原因」など、検索して悩んでいる人がたくさんいます。そこで今回は、ガミースマイルが起きる理由やセルフケア、治療方法まで、できるだけ分かりやすくまとめました。
■ガミースマイルってどんな状態?
ガミースマイルは、笑った時に上の歯茎が3mm以上見える状態を指します。「ガミー」は英語で“gummy(歯ぐき)”という意味。歯はきれいでも、歯茎が強調されてしまうことでコンプレックスに感じる方が多いのが特徴です。特に写真撮影や初対面の場だと、無意識に口元を隠してしまう…そんな声も少なくありません。
■ガミースマイルの原因
ガミースマイルの理由は実は1つではありません。大きく分けると、次の4つがあります。
上唇の動きが強いタイプ(上唇挙上過多)
笑うと上唇が大きく上がり、歯ぐきが見えやすくなる
歯ぐきが長いタイプ(歯肉過形成)
本来の歯の長さよりも歯ぐきがかぶっている状態
歯並び・顎の骨のバランス
上あごが前に出ていると歯ぐきが見えやすい
歯が短く見えるタイプ(萌出不足)
本来の歯が十分に出ていないため歯ぐきが目立つ
自分がどのタイプかによって、改善方法も変わってきます。
■ガミースマイルは治すべき?気になる心理とは
ガミースマイルは病気ではありません。ただ、「笑うのが苦手になった」「口を開けて笑えない」など、メンタル面に影響することが多いのが特徴。SNS時代の今、写真写りを気にする人も増えているため、「ガミースマイル 治したい」というニーズが高まっています。
一方で、ガミースマイルは「可愛い」「親しみやすい」という印象を与えることもあります。実際、海外ではチャーミングと評価されることも。つまり、直すかどうかは本人の気持ち次第です。
■ガミースマイルのセルフケア
「できればお金をかけずに改善したい!」そんな方がまず試せる方法がこちら。
● 口輪筋トレーニング
口元の筋肉を鍛えることで、上唇が上がりにくくなる
例:唇を閉じてほほを少し持ち上げ、「イー」「ウー」を繰り返す
● 正しい舌の位置を意識
舌を上あごの真ん中(スポット)につける癖をつけることで、口元のバランス改善に期待
● 姿勢改善
口がぽかんと開きやすい人は、猫背が関係していることも
背筋を伸ばして呼吸を整えるだけでも口元の意識が変わる
劇的な変化は難しいですが、少しずつ口元の見え方が変わる人もいます。
■ガミースマイルの治療方法
もっとしっかり改善したい場合、美容歯科や美容医療での治療が選択肢に入ります。
◎ボツリヌス注射
上唇を上げる筋肉の働きを弱めて、歯ぐきの露出を抑える
短時間、ダウンタイム少なめ
◎歯肉整形
余分な歯ぐきをカットして歯を長く見せる方法
見た目の変化が大きい
◎矯正治療
出っ歯や歯並びが原因の場合に有効
◎上顎骨の手術
骨格が原因の時の根本治療
変化は大きいがハードルも高め
治療期間や費用は方法によって大きく違うため、まずは専門の歯科で相談するのがベストです。
■ガミースマイルとうまく付き合うという選択
ガミースマイルは「治す」だけが正解ではありません。
自分にとって心地よい笑顔なら、それでOK。
・少し気になるけどチャーミングかも
・写真では口角だけ上げる笑顔にする
・自分に合ったメイクで視線を分散する
そんな工夫でも、印象は大きく変わります。
■まとめ
・ガミースマイルは笑うと歯ぐきが大きく見える状態
・原因は筋肉、歯ぐき、骨格など人によって違う
・セルフケアでも改善が期待できる
・治療ならボツリヌス注射や歯肉整形が人気
・直す選択も、ありのままの笑顔を楽しむ選択もどちらも素敵
気になるとつい口元を隠してしまいますが、笑顔はその人の魅力そのもの。無理なく自信を持てる方法を選びましょう。