明日への扉
今日も僕らは踊る、社会の歪んだ波の中で。
大人になんかなりたくなかった、でもその時は来てしまった。
なんで?どうして?
子供から大人になるその刹那、僕らは何を思うのだろう。
今まで見えなかったモノが見え始めて、仮初めの世界がガラガラと音を立てて崩れていくのがわかった。
嘘と偽りで塗り固められたこの世界で生きていかなきゃならない。
絶望か、希望か。
パンドラの箱は開けられた。
この先は、僕ら次第。
たった1つの希望、それが夢。
生きたまま死んだ目をした大人になんかなりたくない。
だからといって飼いならされたくもない。
そんなのは家畜と一緒だ。
ほんの少しの勇気が、僕らの力になる。
手のひらの熱を、冷まさないまま。
目も覚めないまま、前へと進んでいる人もいる。
倒れても起き上がって、前進する。
やがて全身から感じられる熱を、また自分への糧にして。